メーカー担当者直伝!電子カルテ選定のコツとは4

今回は内科を標榜される先生方の選定のポイントを書きたいと思います。
ご開業されますと病院勤務時代と異なり、ご専門分野以外のさまざまな症状の患者さんを診察しなくてはなりません。他の科目に比べ、医療機器も複数導入されます。
院内環境により異なりますが、内科の先生方が選定されるポイントは多数あります。
・放射線画像、その他検査画像(エコー、内視鏡、心電図等)の取り込み管理方法
・臨床検査センターとの連動性
・院内検査機器との連動性
・書類(紹介状、診断書等)の作成方法や管理方法
・オーダーリングとしての機能、運用方法
・総合作用・併用禁忌のチェック方法
・レセプト病名のチェック方法
その他よく質問のある機能
・カルテ上で患者負担額が把握できるのか
・自費診療のカルテの管理方法
・メモ、サマリー機能
・外来予約機能
・問診機能
一部メーカーを除き、多くのメーカーが内科ベースでシステムを開発しております。そのため、だいたいの機能を有していると思われますが、中には対応できていないメーカーもあります。先生の診療スタイルや、過去の経験(オーダーリング等)から拘られる機能があるようでしたら、対応の有無と、そこの使い勝手を選定材料にされてはいかがでしょうか。
クリニックの設計によってはスタッフさんの動線にも大きく影響します。さまざまなケースを想像しながらメーカー提案をお聞き頂き、イメージ出来たメーカーを絞り込むのも、一つの選定方法になると思います。
次回は心療内科を標榜される先生方の選定のポイントを書きたいと思います。
つぶらな瞳の電カル営業マン

2013-08-31