メーカー担当者直伝!電子カルテ選定のコツとは6

今回は眼科を標榜される先生方の選定のポイントを書きたいと思います。
先ず診察してから必要な検査を実施、が一般的な科目のクリニックさんの流れとなりますが、眼科の場合ですと、診察の前に検査から入るというのが一般的。
患者さんの動線が大きく異なります。
電子カルテを採用される先生方のポイントは大きく分け2点。
①カルテの閲覧性
紙のカルテをお使いのクリニックと比較すると分かるのですが、紙カルテ自体をカスタマイズされているケースも多く見受けられます。
カルテの一覧性を高めたいという先生方が多いので、どのような画面表示が可能か。また表示の切り替えが可能かといった点。検査データを閲覧する際の見易さに関しては、実際に操作いただいた方が宜しいかと思います。
②各検査機器との連動性
連動性に関しては特に、「シームレス差」の比較いただくことをお勧めします。患者さんの数が増えれば、シームレス差はスタッフの業務の効率化に大きく貢献します。しいては、人件費削減に繋がることになります。
その他には、シェーマの描きやすさ、紹介状等の書類作成の簡便差
最後にですが、眼科専門の電子カルテシステムというメーカーが数社あります。一般科目の先生方が検討される電子カルテと違い、まだまだ高額な商品となります。なぜ眼科専門の電子カルテだけ高額なのかと思われるかもしれませんが、他科目に需要がなく、特化・差別化しているから高額となります。価格交渉に関しては、専門性を謳っていないメーカーからもお見積を取ることで、よい価格交渉が可能になるのではないでしょうか。
次回は皮膚科を標榜される先生方の選定のポイントを書きたいと思います。
つぶらな瞳の電カル営業マン

2013-10-31