診療科目別の場所探し 小児科編

日本は少子高齢化社会とはいえ、都市部を中心に公園やショッピングセンターに子供があふれ、小児科が足りない地域がまだまだあります。
そこで今回は、私なりに小児科の開業地探しの方法を書いていきたいと思います。
場所探しをする際に、まずは子供に関係のある施設を調べます。保育園・幼稚園をはじめ、ベビー用品店や親子連れでよく利用されているファーストフード店やショッピングセンターのフードコーナーなど、実際に現地でベビーカーやチャイルドシートの付いた自転車がどれくらいあるか確認をしております。
もちろん、現時点で小児人口が多く競合も少なければ需要はあるのですが、子供が大きくなってしまうと対象患者から外れてしまうため、10年後も需要のある場所を選ばなくてはいけません。
ファミリー世帯が中心となっている公団・公社の住宅や社宅が集まっている地区など、人口の流入・流出のある地域か確認をしておいた方がよいでしょう。
また新築のマンション計画や再開発計画など新しい集合住宅の建築予定が、すなわち若い世代が入ってくる要素でもあります。
まだまだ人口増加の見込める地域か知るためにも、低層地域ではなく高い建物が建つ地域であるか調べるのもひとつの方法ではないでしょうか。
余談ですが、私は昼食に「M」マークのハンバーガー店を市場調査の一環だと思い好んで利用したため、いまでは体重が小児ではなく中年傾向にあります。皆さんもお気をつけ下さい。

コンサルタント吉岡

2011-09-30