患者さまから選ばれるクリニックづくり

Nステージさんの新たな試みということで、今回よりコラムを担当させていただきます。患者さまから選ばれるクリニックと題して、開院時の広告関係のお話を数回にわたりご紹介いたします。
医師や病医院を患者さまが選択する時代となった今、患者さまに「よい印象をもっていただく」「存在を知っていただく」さらに「記憶に留めていただく」ことはとても重要です。昔であれば、特に広告をしなくても口コミなどで集患できた時代もありましたが、現在では、開業告知の成功がその後の集患に大きく影響してきます。その開業告知の方法として、これまで300件以上の新規クリニック開業をサポートしてきた中で、患者さまの心をつかむための4つの流れをご案内します。
まず、1つ目は、「ブランドイメージ」の作成です。こちらはクリニックのロゴマークやイメージカラーを決めて理念や方針など統一したイメージを作ります。
統一したロゴマークなどのデザインで広告を展開することより、他の医院との差別化を図り、ブランドイメージを高めます。
2つ目は、「開業を知らせる」ことです。これは、新聞折込やリーフレットをポスティングして、開院日・内覧会・クリニック名・科目・診療時間・場所・診療内容・先生の経歴・資格・診療方針などを周辺の皆さんに知らせます。
即効性のある媒体ですので、開院日の数日前に配布すると効果が高いと言われています。
3つ目は、「施設への誘導」です。こちらは、電柱広告や駅広告、場所によっては、野立て看板などを活用する場合もあります。誘導案内とともにクリニックの告知にも有効ですが、持続性のある媒体となります。
最後の4つ目は、「継続的なPR」です。1番信頼できるのは、口コミですが、最近の近所づきあいの減少やマンションなどでお隣さんを知らないケースもあり以前より口コミでのPRは薄れている傾向にあるように思います。そこで継続的なPRをする媒体としては、ホームページが最適です。クリニックより季節ごとのお知らせや休診日などの情報発信も可能ですし、ブログを掲載して先生個人を知ってもらうこともできます。他には、クリニックの屋外看板も重要です。通院する患者さまもそうですが、通りがかりの人にもアピールできますので、その辺も考慮して、デザインや形、素材を選ぶ必要があると思います。
以上がクリニック開業時の広告となります。大まかに4つの流れをご案内しましたが、次回からは、それぞれの商品についての特徴や効果などを詳しくご案内します。初回ですので、硬い文章になってしまいましたが、次回からは、もっと掘り下げた内容をお伝えできればと思います。
ちょっと太めの広告マン

2012-03-31