医院開業物件 の紹介から開業までのコンサルタント Nステージ株式会社

■クリニック・医院開業のコンサルタントのコラム【プロモーション】

プロモーション

開業前後の宣伝・広告

今回からは開業前後の宣伝・広告について書いていきたいと思います。
インターネットの普及により医院のHPを立ち上げたり、開院前に内覧会(健康相談会)を開催したりする事が一般的になってきました。
宣伝広告には色々な手法がありますが、まずはクリニックのイメージを固めていく事から始まります。
ロゴマークや書体、色や雰囲気を統一する事でクリニックのイメージを印象付ける事はプロモーションの基本になるところだと思います。
診療科目や土地柄を踏まえ、ライバル医院との差別化という側面もあります。
明るい、モダン、落ち着いた雰囲気、高級感、爽やか等々、先生の個性を出していくのも良いと思います。
小児科や耳鼻科などお子さんが多い診療科目では動物キャラクターをロゴマークに採用してクリニックの印象作りをしているところも多いようですし、循環器系だとハート、眼科だと目を、中には整形外科で骨をもじったような直接的に診療部位をイメージしてもらうようなロゴマークや、クリニックの名称にちなんだりや先生のイニシャルをもじったりと様々です。
近所に類似した名称が使われていたり、誇大・紛らわしい名称だと保健所に指導を受ける場合もありますので気をつけましょう。
このイメージ段階をある程度しっかり確立できれば、医院の内装や装飾、折込広告や看板、診察券に至るまで、またHPのベースなども統一する事ができセンスの良い印象を持ってもらえると思います。
できれば医療機関を多く扱っている広告会社に依頼して、プロのデザイナーに協力してもらえるとベストです。
中には開院時に必要な宣伝・広告の提案や開院場所によっての有効な広告媒体を調べて、その窓口までしてもらえる広告会社もありますので、開院前の忙しい時間を効率よく使うにはお願いしたいところです。

次に予告看板について。不動産の契約が済み内装工事が始まると、道行く人々は何ができるのかとても気になるようです。
ある意味完成して何ができるか判るよりも注目を集めますので人間の心理とはおもしろいものですね。
この注目を集めている時期をみすみす逃す手はないと思います。
ある程度短い期間になりますのでさほど費用をかける事はお勧めしませんが、逆に短い期間なので耐久性は考えなくともいい訳ですから窓ガラスの内側に「○○クリニック(診療科目でも良いと思います)○月 開院予定!」という紙を貼るだけでも効果は高いと思います。看板を依頼する広告会社に依頼すればサービスでキレイな物を作ってくれると思いますし、私どものようなコンサルが作成する場合もあります。
クリニックの前を通る方は潜在的な患者さんであるとともに、地域の皆さんへの話題・口コミにも繋がりますのでできるだけ早い段階に設置する事をお勧めしますが、新しくクリニックができる事が発覚するという意味もありますので、周辺医院、特に競合医院への挨拶まわりも同じくらいの時期に済ませておいた方が後々気が楽だと思います。
競合医院がある場合その挨拶まわりにも色々なドラマがありますが、また別の機会に触れたいと思います。
次回は具体的な広告媒体について書きたいと思います。
コンサルタント 碇
【2008/07/31】


広告媒体

活用する広告媒体はクリニックの診療科目や特性、地域環境や立地状況などによって変わってくると思います。今回は様々な広告媒体について書きたいと思います。
医療の宣伝広告には医療法による規制がありますので、まずその部分を理解しておかなければなりません。
クリニックに設置する看板や新聞などのチラシ、駅広告や電柱広告などは一般の人が望まなくても目に入ってくる事から宣伝広告にあたりますので規制内の内容を掲示する事になります。最近ではその規制も緩和されてきており基本的な情報は大丈夫になってきましたが、「最高の医療の提供を約束!」など客観的な事実を証明できない内容や、病人が回復して元気になるイラストなど効果に関する事項は広告可能な事項ではなく回復を保証すると誤認を与える恐れがあり誇大広告に該当する為NGです。
逆にクリニック内に置くリーフレットやホームページなどは、求めて得られる情報になりますので広告の規制にはあてはまらないとされていますので内容の使い分けが必要になります。
開院時の折込広告は1度だけですが認められていますので是非活用したいところです。その際に内覧会を開催するのであればそのお知らせも明記しておくと良いと思われます。配布範囲は広ければ広い程良いのでしょうが予算の兼ね合いもあるでしょうから、ターゲットにしている地域や競合機関の少ない地域を優先的に絞った方が効率的です。
最近は新聞を取らない家庭も多くなっていますので、クリニック周辺に絞ってポスティングを併用すると効果が高いようです。
また駅広告は費用が高額になる割りに空いているスペースが限られていますので、設置場所や金額を考慮した上で検討したいところです。駅のホームや改札から見えるところにクリニックがあるのであればクリニックの看板に力を入れた方が効率的です。
バスの車内放送もイメージしやすいですが、クリニックの開業のタイミングで依頼すると何百本のテープを作りなおす事になり費用が割高ですがバス会社のテープ改定時にあわせて頼むと低コストで抑える事ができますので活用するのであれば事前に調べておきましょう。
電柱広告においては公道に設置できる唯一の広告になり、誘導という意味合いもありますので良い場所が空いているのであれば活用を検討したいところです。どの電柱に出しても単価は同じですのでどこに出すかは見極めたいところです。ある程度患者さんの認知が進めば本数を減らす事もできます。
他には野立て看板と呼ばれる立地の良い場所に看板を設置させてもらう方法もあります。メイン通りから一本はいったような立地にあるのであれば是非検討したいところです。その土地の所有者と個別に相談し契約する事になりますので、なかなか難しい一面はありますがその分効果が高いですので慎重に進めたいところです。間に我々のようなコンサルタントや不動産屋、広告会社を立てると話が進みやすいと思います。
色々書きましたがやはりなんといっても一番効果が高いのはクリニックに設置する看板サインです。最近はデザインを重視しすぎて目立たない看板もありますのが、「この場所にクリニックがある!」という事が判らなければ意味がありません。そのあたりの兼ね合いは多くの人の意見を聞いたり、実際に他のクリニックや他業種の看板サインを見てまわるなどの勉強も時間のあるあいだにしておきたいところです。
これまで開業をお手伝いしてきて広告関係には詐欺や恐い関係の方がまぎれている事が多いと感じております。そのあたりは充分に気をつけて、ご友人の紹介や実績のある業者さんとお付き合いする事をおすすめします。
コンサルタント 碇
【2008/08/31】


クリニックのホームページ

今回はNステージホームページ担当の渡辺がお届けいたします。
いろいろなプロモーションの一つに、近年最も重要視されているものがクリニックのホームページです。こちらは偶然目にするというより、ほしい情報があって検索されるものです。
開院するときは先生も「患者さんは来院してくれるだろうか?」と不安があると思いますが、患者様も「近所にクリニックができたみたい」「どんな先生が診察してくれるのかしら?」「どんな医療機器があるの?」「クリニックの雰囲気は?」など、クリニックに対して不安や疑問、そして大きな期待があります。その解決策として、ウェブ検索があります。2006年の総務省の発表によりますと、インターネットを利用している人は日本国内だけでも約8500万人に上ると言われています。インターネット利用者は人口の約66%にもなるのです。日本人の5人に3人はインターネットを利用している計算になります。また、1日にインターネットを利用する時間は新聞を上回っているというデータも発表されています。ほしい情報はインターネットで探すということが常識になりつつあるのです。還暦を越えている私の両親でさえインターネットを利用し検索する時代です。クリニック開院時だけでなく、開院してからも、診察時間や場所、電話番号などをインターネットで検索されることも考えると、ホームページは何よりも有効なプロモーション手段かもしれません。ホームページがないと二の足を踏んでしまうという方もいるくらいではないでしょうか。私は実際クリニックで働いていたことがあるのですが、電話で場所や診察時間の問い合わせがあった際に、口頭で説明するのはもちろんですが、最後に「もし、インターネットができる環境があれば、「○○クリニック」と検索していただけると地図がご覧いただけます」と付け加えていました。また、HPの地図をプリントアウトしてお持ちいただく患者さんも少なくありませんでした。
ではホームページを開設するには、具体的には何をすればいいのでしょうか?
まずはドメインを取得する必要があります。ドメインとはインターネット上の住所のようなもので、http://www の後に続くアルファベットのことです。なるべくなら、クリニック独自のドメインを取得すると良いと思います。すでに使用されているドメインは取得できませんので、ご自分の考えているドメインが使用されているかどうかを調べます。これは開院1ヶ月前〜2週間前には済ませておき、「準備中」でもよいので、ページを公開しておくことをお勧めします。なぜならば、ホームページを公開しても、すぐに検索に反映されるわけではないからです。検索させたいキーワード、クリニック名、最寄の駅名、住所、科目などを盛り込み、公開してからしばらくすると、ヤフーやグーグルなどに認知されキーワードで検索されるようになります。もし1ヶ月たったのに検索しても出てこないからと言ってもあわてる必要はありません。こつこつと更新を続け、サイトが信頼されれば上位に上がってくるようになります。またSEO対策という検索時に少しでも上位に出てくるようなプログラムの書き方もあります。
SEO対策について簡単に説明させて頂きますと、医院のホームページを世界にたゆたう無数の小さな島の一つと考えて下さい。その中から検索ロボットという船を使って、自分の島にたどり着いてもらえるようなプログラムを作る事です。検索ロボット船が航海しやすく、数ある島の中から医院ホームページを発見しやすいようプログラムし、人間にも素敵に見えるようにするには、ちょっとした技術とセンスが必要になります。簡単に言いますと検索ロボットは本の目次のような書かれ方を好みます。何が重要なのか判りやすいからです。また人間は文字の配置や色、写真などで重要性を感じ取ります。その溝を埋めるようなプログラムが必要なのです。ご自身でホームページを開設する予定の先生は試しに趣味のホームページを作成してみたり、少し時間をとって勉強し技術を磨いておくと良いかもしれません。
今回の内容ここまでです。次回は実際のホームページの作成についてお話させていただきたいと思います。
ウェブデザイナー 渡辺
【2008/09/30】


ホームページ作成

サイトを公開する目的を考えてみましょう。何を伝えたいかでページの割り振りが決まります。ここではクリニックの特色を大いに表現できます。クリニックのブログを公開していただき、身近に感じてもらうというのもクリニックを知っていただくのに効果的だと思います。逆に患者様は何を知りたくて、サイトを見るのかというのを考えると良いかもしれません。・診察時間・休診日・場所・電話番号を調べたい人が多いと思います。ウェブサイトは24時間その情報を提供することができます。さらにそれを調べた人が他のページを見て、クリニックに対して好感や安心感を持ってもらうことができるのです。どんな先生に診察してもらえるのかという不安の解消のために、先生のご挨拶や経歴を掲載し、さらに顔写真があれば、安心感が増すのではないでしょうか。インターネット上に写真を公開するという抵抗もあるかもしれません。世界中の誰でも見れることを考えながら、公開できる範囲で、患者様に身近に感じてもらえるような内容にしましょう。また、ご自身が抵抗ないので、スタッフの写真や名前、年齢などを公開してしまう方もいますが、スタッフにも個人の生活があります。必ず、許可を得てから載せて下さい。また、クリニック開院時は院内が一番シンプルなときでもあります。写真をたくさん撮っておくことをお勧めします。デジタルカメラで撮った写真を加工・切り取りし、ホームページのあちこちで使うこともできます。何気ないソファや飾られている絵がクリニックの雰囲気を伝える素材になるかもしれません。

次にデザインについて。せっかく公開するのですから見やすく、愛されるサイトにしたいものです。そして、クリニックの場合は老若男女だれにでも見られることを念頭においてください。見た目は綺麗だけど、ほしい情報が手に入らないサイトは作り手の自己満足に過ぎません。せっかく作るのだから凝ったものを……と思いがちですが、診察時間や地図などが瞬時にどのページにあるか解るようなボタン配置、クリニックの雰囲気が伝わるようなページ作りが最も重要です。メニューのボタンを上部や左右に置き、全頁共通にしておくと、どのページからでもクリックがしやすいと思います。また左上部にロゴマークを位置し、クリックしたらトップページに移動させるというのも暗黙のルールです。クリニックのロゴが決まっていましたら、ロゴマークの色を主体にページを作成していくとスマートな見た目になります。色がそろっていることで、見ている患者様に安心感を与えます。色はあまり使わず、3色くらいを目安に使うと良いと言われています。全体的なページのイメージは決まりましたか?

あとは、作成方法です。先生が作る場合と、業者に頼む場合があります。先生が作る場合のメリットとしましては、料金が安い、変更したいときに自分で変更できる、などが上げられます。しかし、かなりの覚悟が必要になります。サイトは一度作ってしまえば、それで終了というものではなく、リアルな情報を常に発信し続けていくものです。ですので、クリニックが忙しいときでも、サイトの更新が必要で負担になってしまうということがあります。また、ホームページを作成するのに色々なソフトが出ているので、数日で作れると言われますが、それでは見た目重視のサイトになり、ウェブサイトのルールを無視したつくりになってしまいがちです。プログラムのご理解が不可欠です。業者に頼む場合はメリットとしては時間の削減、イメージを形にしてもらえる、SEO対策をしてくれること、デメリットは料金やサービスがピンからキリまであり、どの業者に頼んでよいか迷うことなどではないでしょうか?開業後、長いお付き合いになるので、料金とどんな対応をしてくれるかはネックになってきます。最初は作成するけれど、その後は更新ごとに料金が発生するところもあります。契約するときは確認が必要です。「安かろう悪かろう」ではストレスを抱えることになります。どんな仕事もそうだと思いますが、業者に頼む場合は信頼関係が一番必要だと思います。かゆい所に手が届く、そんな業者を選んでください。

2回に渡りホームページでのプロモーションをお届けいたしました。コンピュータの世界は日進月歩です。時代に合ったコンピュータでのプロモーションを提供できるようにアンテナを張って、勉強していきたいと思います。
ウェブデザイナー 渡辺
【2008/10/31】

内覧会

役所への申請やスタッフの研修など開院1ヶ月前は準備で色々と忙しい日々になりますが、準備の中でもクライマックスに訪れる催し物として内覧会があります。
大まかに内覧会は、お世話になった先輩方や親族、業者へのお礼を兼ねた医院のお披露目と、今後患者さんとなる地域の方々へのご挨拶を兼ねた院内の見学会の二つに分かれると思います。もしくは両方ともやる先生もおられます。
内覧会を行われない先生方々もおりますが、近年お手伝いをした医院の状況を見ていますと開院直前に地域の方へご挨拶を兼ねた内覧会をされる先生が多くなってきている様です。
一般的な流れとして、開院前に一度だけ認められている新聞の折込広告やポスティングにて開院のお知らせとともに内覧会の告知を行います。これは一般企業とは異なり医療機関は広告の規制がありますので、唯一できる開院前の事前告知(医療法第6条の5第1項第8号「病院又は診療所の管理又は運営に関する事項」)になりますので、ぜひ利用したいところです。
やり方としましては当日来院された地域の方々を、まずスタッフがご案内します。その時に元気に挨拶をするよう指導しておくと印象も良い様です。院内の雰囲気や医療機器・設備の説明をして、最後に診察室にて院長の挨拶をする形がスムーズな流れになるかと思います。
新しい医院に興味を持ってお越し頂く健康な方もおられますが、持病を持ってお越しになる方も多数おられますので、院長の挨拶時に相談会として話を聞くことも先生自身をアピールする絶好の機会になります。中にはお話し好きの方もおられますので、一人に長い時間を割いてしまいますと、せっかくお越し頂いた全ての方にご挨拶ができなくなってしまう事にもなりかねませんので、その際には開院後に来院して頂く様に予約をしてもらう方法もあります。
帰り際に飲み物やボールペン、医院のノベルティーグッツをお渡ししているクリニックも多い様です。最近では医院のロゴマークの入ったエコバッグや冷蔵庫に付く様なマグネット等、生活に活用される様なグッツが流行っている様です。
来院された方にお話を聞いても、好評で『近所の人に良い先生だったと話しておくわ』などの声を多く聞きます。
内覧会に限ったことではございませんが、ホスピタル(病院)の語源であるホスピタリティの精神で来院された方に喜んでもらえる様、笑顔でおもてなすことが成功の秘訣になります。ただし帰り際に『またのお越しをお待ちしております』と言わない様に気を付けましょう。
コンサルタント 吉岡
【2009/06/30】

開院前の宣伝広告の別の側面について

開業を考えておられる先生方の一番の不安はやはり開業して患者さんが来院してくれるかどうかに尽きると思います。そこで開業場所が決まったら予定地に「○○医院○月開院予定」という看板や貼紙を出したり、新聞の折込広告やポスティング、駅の看板やらバスの車内放送、電柱広告に野立て看板、ホームページの作成や、内装が出来上がったら内覧会等々・・・様々な宣伝広告をして医院が開業する事を知ってもらいたいと考えられると思います。
勤務をしていた病院を退職し退路を断ち、大きな借金をして開業する訳ですから先生方の気持ちもよく判ります。勿論私どものようなコンサルタントも上記のような宣伝広告を提案・紹介していく訳ですが、これまで数多くの先生方の開業をお手伝いしてきた経験を踏まえまして、意外な落とし穴と言いますか、注意しなければならない事がありますのでこの点について触れてみたいと思います。
それは過剰な宣伝広告により開院当初から多くの来院患者数があり結果、待ち時間の長い混んでるクリニックという印象を与えてしまう事があるという事です。そのクリニックのロケーションや診療科目によっても様々なのですが、明らかに開業する標榜科目のクリニックが不足している地域や時期によっては開院初日から多くの患者さんが来院する事が多く、これまで外来の経験の豊富な先生方の診察のペースは問題なくとも、経験のない受付スタッフや慣れていない電子カルテの操作に会計、ましてや全てが手間の掛かる初診の患者になりますので、当然一人一人にずいぶんな時間が掛かってしまいます。しっかりと研修を重ねても実践とは違うというのが実情のようです。
特に新しい近所のクリニックの誕生に期待を寄せている方々にはどんなクリニックだろうという好奇心も手伝い口コミになりやすいですし、中には待ち時間が長くおこって帰ってしまったという話も少なくありませんので「嬉しい悲鳴」では済ませられないところです。
周辺に競合の多い内科系での開業は別ですが、比較的競合の少ない単科の診療科目で人口の多い郊外型の開業の際このようなケースが多いように見受けられます。だからと言ってまったく宣伝広告をしないという訳にもいきませんので難しいところです。予算との兼ね合いを見ながら周辺状況や時期を考慮し慎重に判断するポイントだと思います。
過ぎたるは及ばざるが如しということわざがピッタリする今回のコラムですが、それでもやっぱり閑古鳥が鳴いているよりはいいのかなと思う今日この頃です。
コンサルタント碇
【2011/04/30】

患者さまから選ばれるクリニックづくり


Nステージさんの新たな試みということで、今回よりコラムを担当させていただきます。患者さまから選ばれるクリニックと題して、開院時の広告関係のお話を数回にわたりご紹介いたします。
医師や病医院を患者さまが選択する時代となった今、患者さまに「よい印象をもっていただく」「存在を知っていただく」さらに「記憶に留めていただく」ことはとても重要です。昔であれば、特に広告をしなくても口コミなどで集患できた時代もありましたが、現在では、開業告知の成功がその後の集患に大きく影響してきます。その開業告知の方法として、これまで300件以上の新規クリニック開業をサポートしてきた中で、患者さまの心をつかむための4つの流れをご案内します。
まず、1つ目は、「ブランドイメージ」の作成です。こちらはクリニックのロゴマークやイメージカラーを決めて理念や方針など統一したイメージを作ります。
統一したロゴマークなどのデザインで広告を展開することより、他の医院との差別化を図り、ブランドイメージを高めます。
2つ目は、「開業を知らせる」ことです。これは、新聞折込やリーフレットをポスティングして、開院日・内覧会・クリニック名・科目・診療時間・場所・診療内容・先生の経歴・資格・診療方針などを周辺の皆さんに知らせます。
即効性のある媒体ですので、開院日の数日前に配布すると効果が高いと言われています。
3つ目は、「施設への誘導」です。こちらは、電柱広告や駅広告、場所によっては、野立て看板などを活用する場合もあります。誘導案内とともにクリニックの告知にも有効ですが、持続性のある媒体となります。
最後の4つ目は、「継続的なPR」です。1番信頼できるのは、口コミですが、最近の近所づきあいの減少やマンションなどでお隣さんを知らないケースもあり以前より口コミでのPRは薄れている傾向にあるように思います。そこで継続的なPRをする媒体としては、ホームページが最適です。クリニックより季節ごとのお知らせや休診日などの情報発信も可能ですし、ブログを掲載して先生個人を知ってもらうこともできます。他には、クリニックの屋外看板も重要です。通院する患者さまもそうですが、通りがかりの人にもアピールできますので、その辺も考慮して、デザインや形、素材を選ぶ必要があると思います。
以上がクリニック開業時の広告となります。大まかに4つの流れをご案内しましたが、次回からは、それぞれの商品についての特徴や効果などを詳しくご案内します。初回ですので、硬い文章になってしまいましたが、次回からは、もっと掘り下げた内容をお伝えできればと思います。
ちょっと太めの広告マン
【2012/03/31】

ブランドイメージをつくる


今回は、ブランドイメージ=ロゴマークや医院名、イメージカラーについてお話したいと思います。
 ロゴマークは、展開される全アイテムの基準となり「医院の顔」としてビジュアルで記憶にとどめますので、こだわりをもって作っていただきたいです。漠然とどのようなマークにしようと考えても難しいと思いますが、だいたい5つのパターンに分ける事ができます。まず1つは、診療部位や医療器具をモチーフにしたマークです。循環器であればハート、呼吸器は肺、眼科は目、整形は骨、皮膚科はすべすべな肌のイメージで卵など考えられますが、臓器はリアルに表現すると生々しいので適度に簡略化することをお勧めします。医療器具は、聴診器や内視鏡、額帯鏡などが多いです。2つ目は、最近特に多いですが、植物や自然をモチーフにしたマークです。花や葉っぱ、樹木、太陽、雲などは性別や年齢を限定せず、幅広い層に受け入れやすく、親しみやすさを感じさせます。ただ、インパクトはやや弱いので、何らかの特徴を持たせて、医院の概念を強調するとよいでしょう。3つ目は、動物やキャラクターです。やはり小児科や耳鼻咽喉科などに多いですが、体形に特徴のある動物は、見た目にインパクトがあり覚えてもらいやすいことや子供からファミリー層にひろく親しまれます。ご自分の飼われている動物をマークにする先生もいますが、内科などの場合は小児科や動物病院と間違われないよう注意しましょう。4つ目は、イニシャルや文字をマークにするケースです。医院名の頭文字(英字)を変化させて利用しますので、医院名を想起させつつ、記憶に残す効果が期待できます。時にはひらがな一文字をマークで利用することもあります。5つ目は、エンブレムや紋などを利用するケースです。伝統性や信頼性、権威を示すのに効果的です。形が複雑になりやすいのでデザイン作成時に注意が必要です。その他として、地域の特徴あるもの、橋などの建造物や自然、地域名から連想できるものをイメージすることもありますし、あと、お子様が描いた絵を持ち込まれる先生もいます。以上のように大きく分類できますが、ロゴマークは開院後もずっと使用していただく医院の顔となりますので、先生の目指す医院のイメージにあったマーク選びをお勧めします。
 次に医院名ですが、先生のお名前や地域名を選ばれる方が多いです。親しみやすさやイメージがわくという部分では、最も適していると思います。お名前でも最近はひらがな表記をするケースが多いです。地域名も駅前であれば○○駅前クリニックなどにすれば、場所もイメージできます。専門性を強調するために、○○循環器内科クリニックや○○泌尿器科・皮膚科クリニックなど診療科目を名前の一部に表記すると科目をアピールできます。また、耳鼻咽喉科で、「みみ・はな・のど」を広告面に記載したいなどの要望をいただきますが、体の特定部位の表記は不可ですので、「みみ・はな・のど○○○○クリニック」と保健所に申請をして許可されれば正式な名前となりますので表記可能となります。(逆に表記しなければならない)ただ、名前が長くなってしまうため、看板などスペースの限られた広告面では、文字が小さくなるなどデメリットもあります。また、ホームページや名簿などは“あいうえお”順に並ぶ事がありますので、参考にしてください。医院名もずっと使用していきますので、熟慮していただきたいと思います。
 最後にイメージカラーについてです。ロゴマークとの兼ね合いもありますので、マークの形状を考慮して決めていくケースが多いですが、内装の壁やソファーの色とあわせるのも一つの方法です。青や緑、茶系を使用することが多いですが、科目によっては、オレンジ・黄・ピンク・紫なども効果的です。また、医療ビルでの開院の場合、他医院と同色や類似色にならないよう事前にお調べする事をお勧めします。医療ビルでなくても医院近辺の店舗の看板色なども考慮するとよいでしょう。
 このようにブランドイメージをつくる為に決定することがたくさんありますが、先生の目指す医院のイメージや対象とする患者さま、地域性などを考え末永く愛されるブランドを作っていただければと思います。
ちょっと太めの広告マン
【2012/04/30】

開業を知らせる


 開業を知らせるには、広範囲に正確な情報を効率よく、わずかなコミュニケーションの機会を的確に活用することが重要です。
 最も適している媒体は、新聞の折り込みチラシやポスティングです。折り込みチラシは、一部あたりのコストが非常に低廉で、費用効率のたいへん良い手法です。紙面に開院日・内覧会日・診療科目・診療時間・休診日・電話番号・URL・交通の案内・地図・院長挨拶など基本情報を記載し、他のクリニックと違う特徴などあれば記載しましょう。色数やサイズによって金額が変わってきますので、ロゴマークや記載する内容のボリュームなど考慮する必要があります。4色フルカラーになるとかなり費用がかかりますので、2色刷りくらいをお勧めします。サイズも折り込みチラシはB版が基本となりますが、他のチラシと差別化をはかりA4などのサイズにするとインパクトがあります。配布数は、地域や診療科目で診療圏が異なりますので個別対応となりますが、一般的に半径2`前後、40,000部〜50,000部が一つの目安となります。折り込み日は、他のチラシが多い金曜日や土曜日は避け、内覧会前の水曜日や木曜日がお勧めです。近所のスーパーの売り出しチラシなどの折り込み日がわかれば同日にあわせると効果が高いと思われます。
 次にポスティングは、リーフレットを作成して各戸のポストへ直接配布する手法です。単独で配られるため、到達率が非常に高く、また、受け取った人の反応も早く、効果を実感しやすいのが特徴です。リーフレットは、チラシに記載した内容の他に診療科目の詳細やクリニックの設備、院長の所属学会、略歴など内容を充実させてクリニックの情報を正確に伝えます。開院日や内覧会日を削除したリーフレットも同時に作成して開院後にクリニックに置いていただくと持続した効果も期待できますし、印刷費もお得です。外観や内装、院長の写真など掲載するとよりアピールとなりますが、リーフレット作成時までに工事が完了していないと難しいので、その場合はチラシなどとイメージを統一して作成することをお勧めします。配布は丁目単位で可能ですので診療圏にあわせた配布地域を自由に選べます。ただ、配布率は7割程度となり、大規模マンションなどで投函禁止の場合もありますが、折り込みチラシと同時期に組み合わせて行うことで、到達率を高める効果が期待できます。配布数はポスティングの人件費が折り込みチラシより割高になりますので、より診療圏に近い半径1`前後、10,000部〜15,000部くらいが目安となります。日程は、折り込みチラシの前後に実施にすることをお勧めします。
 他に開業を知らせるアイテムとしては、名刺やクリニックカード、診察券などがあります。名刺は、最初に目に触れるアイテムでもあるため、シンボルマークなどを正確に表記し、裏面に地図や診療時間など記載してアピールしましょう。名刺と同じようなイメージで、開院日を記載したクリニックカードも用意して現在の患者さまや知人に配布することも有効です。診察券は将来にわたって患者さまやその周囲の方に、クリニックの情報や好印象を与えられるアイテムです。
 このように、積極的に開業を知らせることにより、内覧会に多くの方に足を運んでいただき、クリニックをPRすることができます。無駄に多くの宣伝をする必要はありませんが、開院時の広告は大変重要ですので、的確に効率よく開業を知らせることをお勧めします。
ちょっと太めの広告マン
【2012/06/30】

施設への誘導

 開業を知らせたあとも、反復したコミュニケーションをはかり、クリニックへ的確に誘導する必要があります。クリニックへの誘導として適した媒体で考えられるのが、電柱広告・駅広告・バス広告・野立て看板などです。
 電柱広告は、道路上に掲出できる広告で街中や主要道路などに掲出できるため、不特定多数の人に幅広くアピールでき、きめ細かい誘導案内が可能です。使用の目的にあわせ広範囲に掲出することができ、また、1本あたりのコストも低く掲出場所の自由度が非常に高いアイテムです。診療圏に応じて掲出範囲を選定したり、人が集まる場所にピンポイントで掲出したりすることが可能です。例えば小児科や耳鼻咽喉科ですと周辺の小学校や幼稚園、公園の前などが効果的ですし、科目を問わずに、マンションや団地、スーパー、郵便局周辺などもお勧めです。このような場所は、反復して目に留まる為、継続的な告知にも有効です。電柱広告の料金は、初回制作費10,000円、月額広告料は地域により差がありますが1箇所1,600円から3,000円となります。破損や汚れなどの場合無料で対応可能ですし、4年毎に無料で広告を取り替える制度があります。契約は、電柱ごとの契約となりますので、認知が弱いエリアへの追加や移転などが容易にできます。
 駅広告は、駅の構内やホームに掲出する広告で、地域の人々が最も多く集まる場所であり、広告1つあたり、あるいは1日あたりの到達率が高くクリニックの立地条件や科目によっては有効な媒体です。通勤や通学、駅を利用する人に見ていただく広告ですので、専門性があり診療圏が広いクリニック向きです。例えば、産婦人科・婦人科・美容整形・心療内科や周辺にない専門的な科目を標榜しているなど特徴のあるクリニックに有効です。料金は駅の規模と乗降客、また掲出場所によって大きな差があり6ヶ月毎の契約と支払いとなります。概算ですが、初回制作費が150,000円から300,000円くらい、6ヶ月広告料が100,000円から500,000円くらいが目安かと思います。駅広告は空いている場所でも効果に大きな差がありますので、空き状況によっては、必ずしも開院と同時に掲出する必要はないかと思います。
次回はバス広告や野立て看板について書きたいと思います。
ちょっと太めの広告マン
【2012/07/31】

施設への誘導2

今回は前回に引き続き施設への誘導について書きたいと思います。
 バス広告は、バス側面や後部、車内ポスターやステッカーなどございますが、私的には、あまりお勧めできません。バス会社の方、ごめんなさい。ただ、クリニックがバス停周辺の立地であれば、バスアナウンス広告は、お勧めです。バス停到着前にクリニック名を毎日、毎回放送されますので、人々の記憶に強く残ります。料金は、バス運行台数によりますが、年間の契約と支払いになりまして、100,000円から300,000円くらいとなります。制作費は無料となりますが、切り替え時期が年1回となりますので、バス会社へ確認が必要です。
 野立て看板は、交差点付近やクリニック周辺に掲出することにより、誘導・告知効果を期待できます。ある程度の面積を確保できるため、診療時間や休診日など詳細を記載することも可能です。料金は、1坪くらいの面積で、その地域の月極駐車料金が目安と言われておりますが、地権者との交渉となりますので、かなりバラつきがあります。契約や支払い期間も交渉になりますが、6ヶ月か年間が一般的です。契約も地権者と直接か広告代理店を通してとなりますが、看板が倒れた場合の責任の所在や撤去時の料金など確認する必要があります。
 以上が、誘導に適した媒体となりますが、今回ご案内しました広告はある程度の長期間に掲出する必要のあるものですし、また継続して経費が掛かるものとなります。クリニックの特徴や立地条件などを考慮して選定していくことが必要かと思います。

ちょっと太めの広告マン
【2012/08/31】

継続的なPR

 最後に開院後の継続的なPRについて、ご案内します。
 初回にも記載しましたが、1番信頼できるのは、患者さまからの口コミですが、最近の近所づきあいの減少やマンションなどでお隣さんを知らないケースもあり、口コミでのPRは薄れている傾向にあると思います。そこで最適な媒体として考えられるのがホームページです。積極的にクリニックを知りたい方、問い合わせや来訪を躊躇されている方に対し、距離や時間に関係なくコミュニケーションがとれる優れた広告です。詳細な情報を盛り込みこともできますし、クリニックの写真などを掲載することによりクリニックの特徴や雰囲気を見ていただけます。クリニックからのお知らせなど情報発信も可能ですし、ブログなどを通じて先生個人を知ってもらうこともできます。ホームページをご覧になる方も増加傾向にあり、最近のスマートフォンの普及により4割がスマートフォンからの検索というケースもあるそうです。以上のように開院時や開院後も継続しての情報提供の媒体となりますので、ご利用をお勧めします。
  また、この他には、院内用のリーフレットを置いて患者さまにお持ちいただくことや、内覧会時にクリニックの詳細が記載されたマグネットを渡し、ご自宅の冷蔵庫などに貼っておいていただくことなども継続的な効果があります。
 クリニックの屋外看板も近隣の方や通行人など不特定多数の人に対してアピールできますし、前回の施設への誘導でご案内しました電柱広告や駅広告、バスアナウンスも反復したコミュニケーションで継続的なPRを期待できます。
  このように広告についても開院時や開院後の限られた時間の中で多くの決定事項があります。これらをそれぞれの業者と打ち合わせをしてとなると大変な作業となりますので、できれば窓口を統一して実施していくこともお勧めします。
  ちょっと太めの広告マン
【2012/09/30】

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