暖かくなり桜も綺麗に咲いている今日このごろです。平成もあと1ヵ月になりました。コラムの掲載時には新元号も発表されているのでしょう。とはいえ新しい元号になっても日々の生活や仕事にはあまり影響はないもので、いつか振り返った時にどのような時代だったと感じるものでしょう。今のクリニックの運営や、開院に向けての準備や、地域の患者さんへの医療の提供や、いろいろな事は平凡な毎日の積み重ねです。肩を張らずに胸を張って歩いて行きましょう。
さて、新元号の初計画として改装工事を予定しているクリニックも多いかと思います。この時期ですので改装の内容や日程は既に決定しているものだと思います。ここからの変更などはなかなか難しいかと思います。
…ですが、余計な提案を。待合室や診察室の壁紙の貼り替えを予定されているようでしたら、マグネットが使用できる壁にしたらいかがでしょうか?今の間仕切壁の壁紙の下地にマグネット用の下地を入れるだけで…なんということでしょう。マグネットが使用できるようになるのです。掲示物を貼ったテープを剥がす際の緊張やいつの間にか無くなった画鋲の捜索に時間を割く必要がなくなるのです。見た目も普通の間仕切壁ですが、下地を入れたところはお好きな位置にマグネットでお知らせなどを掲示できるのです。石膏ボードと壁紙の間に1mm程度のマグマジック(シンコール製)を貼るだけです。もちろん費用はかかりますので範囲を検討する必要はありますが、格段に利便性が向上します。1mm程度ですが下地に厚さがあり他の部分とは段差が生じる為、一面の壁全面にするか、見切を入れる方法となりますので範囲によって検討しましょう。工期によっては厳しいかも知れませんが一度計画に組み込めるか設計会社や施工会社に相談してみたらいかがでしょうか?
クリニックの設計士屋さん