「安心してください…」

今年も7月になりました。早くも暑い日が続いておりますので、外周りや現場作業の方々は熱中症にならないようにお気をつけ下さい。さて、6月の芸能で某芸人さんのネタがよく流れていました。過去のネタですが海外で再度注目を浴びたようですね。そんなフレーズにあやかっての今回のコラムです。

「安心して下さい。はいってますから。」
はいっているのだから安心して下さい。と言う意味ですが、このようなフレーズは本来望ましくありません。
例えば契約の段階で消防設備工事は含まれているの?カーテンは?看板は?など契約見積書に入っているのか。
または工事が進んでいる際に、家具は含まれているのか?など、確認ができていない内容についての問い合わせがあった際の返答のフレーズになります。
パンツは履いているよなぁ…、色々なポーズをとっているけど履いているよな…、いや?まさか履いていない訳がないよな…、といった通常や常識とは異なる不安感を観客に与えて、やっぱり履いていたといった安心感を決め台詞で上書きするといったネタです。(まあ今となっては決め台詞を聞きたい為の前置き、言いたいだけの前置きとなってしまっている感もありますが…)
設計や事前に確認や説明をしっかりと行なっていれば契約に含まれていないかしれない…、休憩室のコンセントが入っていないかもしれない…、外部の看板は頼んだけど室内の部屋名サインは含まれていないかもしれない…と言った不安感を 抱くことはありません。契約前に契約内容の説明、確認を設計図で行う事、設計図に基づいての工事を進める事。この2点がしっかりしていれば最初から安心しているはずです。簡単なようで難しいことではありますが、設計や工事を依頼する側と依頼される側の両者間で心掛けましょう。
あ、ちなみに個人的にですがとにかく明るい方は嫌いでは無いので安心して下さい。

 

クリニックの設計士屋さん

2023-06-30