「需要と供給」

 風に舞う花びらを見て桜が咲いていた事を初めて認識した今日この頃。いつのまにか5月の連休での改装工事の日程も近付いてきております。

 今年の改装工事はやはり感染症対策関連の工事も多く含んでおります。換気設備の増設や発熱外来や隔離スペースの確保、非接触型の自動ドアや自動水栓、自動開閉型のトイレなどに交換を予定しております。前回のコラムでもお伝えしましたが、このような設備がクリニックの標準設備となっていくのだと思います。クリニックだけではなく色々な施設でも同様だと思います。そのような大きな流れの中で色々なメーカーで器具の需要が高まり、品薄となっているものがあります。3月末時点で手洗器に設置する自動水栓が発注から1~2ヵ月かかるものがあります。通常ですと1週間程度で納品できるのですが、メーカーの製作が追いついていない状況のようだす。改装工事ではなく、通常の開院に向けての内装工事として設置を予定していたクリニックでも同様に納品できない状況となっております。やむなく開院時は一般の水栓を設置して、納品でき次第交換を行う事となっております。壁付型の手洗器などは自動水栓と一般水栓金具の取付穴の位置が異なり水栓金具だけの交換ができずに手洗器自体も交換しなければいけないものもあります。5月の連休での工事を予定している方は早めに納期の確認をしておいた方が良いかと思います。

 今回はコラムと言うよりは注意事項の告知となりましたがご了承頂ければと思います。

クリニックの設計士屋さん

2021-03-31