9月に入り少し暑さも落ち着いてきたでしょうか。気温の変化で体調を崩さないようにお気をつけ下さい。
さて、ここまで色々とクリニックにとって以前と変わってきた事例をあげてきました。細かくはまだまだありますが、大きな変化についてはご説明できたかと思います。実際には変化と言うよりは社会情勢や世間の要望、技術の進歩に対して適応したと言う方がしっくりくると感じます。個人の生活でも学生から社会人になり、結婚して子供ができて親子になり…。そんな過ごしてきた生活の中でポケベルが携帯になり、スマホになり。ビデオがベータからVHSになり、なんやかんやあってHDになり。環境や状況、方法や手段が変わっても生活すること自体は変化せずに続いていきます。当たり前なのですが、クリニックも目的自体は以前から変わっていません。疾患を抱える患者さんを診て健康的な生活をおくれるように診察する。その方法や手段、向き合い方が変わっただけで目的は変わっていません。今後もおそらく技術の進化によって色々と便利な変化、または世間の状況によっての診察スタイルの変化はあるでしょう。それらに適応しながらも患者さんに向き合い、地域医療の窓口としてのクリニックの存在価値は変わらないものだと思います。
変わっていくもの、変わらないものとして複数回コラムを続けてきましたが、このテーマはとりあえず最終回となります。個人的にはさらにクリニックへの提案がスムーズに行えるよう便利なツールが増える事を望みつつ、その変化に対応できるかの不安もあります。方法が変わっても変わらない提案でできるよう日々アップデートを心がけていきたいと思います。
クリニックの設計士屋さん