今回は皮膚科について。保険を中心とした一般診療から、美容など自費診療をどれくらい取り入れていきたいのかによって探す地域や立地などが異なってくるのが皮膚科の特徴であると思います。
前者の一般診療を中心としたクリニックの場合ですとこれまでにも述べてきたような競合機関との立地の兼ね合いを中心に場所を探す事になると思います。勿論、住んでいる住民の人口は多いに越した事はありませんので、住民台帳などの統計資料も参考にしながらという事になりますが、美容を取り入れる場合には住んでいる世帯数を表す住民台帳より、オフィスや歓楽街など住んでいる世帯数が少なくても昼間人口の高い地域が良いと言われていますので参考にする資料を間違わないようにしなければなりません。
特に皮膚科の場合は清潔さや綺麗なイメージが重要になりますのでテナントの場合はビルの築年数やエレベーターまでの共用スペースなど細かいチェックを怠らないようにしたいところです。
また比較的、若い世代の方々が患者さんの中心になりますので、広告効果の高いロケーションかどうか、ホームページなどの宣伝戦略が展開しやすいかどうか等、複合的な視野が大事になると思います。時間があれば流行っている医院がどのようなロケーションで開業しているかなどを見学に行ってその感覚を掴むのも良い方法のひとつではないでしょうか。
コンサルタント碇
診療科目別の場所探し 皮膚科編
2011-10-31