今回は心療内科について。育児や学校、習い事に会社、老後まで何かとストレス社会と言われる現代の社会情勢の中、うつ病が社会一般的に認知されてから急激にその需要と比例して心療内科・メンタルクリニックの数も増えてきました。
社会的に認められてきたとは言え、自宅近所のクリニックに通院する事に抵抗を感じる患者さんが多い事や、一度来院しても先生やクリニックとの相性によって受診するクリニックを変える人も多いという事がこの診療科目のひとつの特徴と言えると思います。
もちろん受診していただいた患者さんに病状が改善されるまでは、その後も通院して頂けるような経営努力は必要な事ですが、まずはクリニックに来院してもらわなければ始まりません。となりますとやはり駅からの距離や入りやすさという点が大事になってくる訳ですが、特に入りやすさについては、他科のコラムに書いたような目立つ場所の1階でという訳ではなく、窓面や看板などは目立った方が良いと思いますがクリニックの出入りはあまり人目につかない方が良いようで、テナントですと2階以上の上層階で、そのビルに入っただけではクリニックに行くかどうか判らないような環境、つまり少し奥まった場所に雑居性のあるエレベーターなどがベストだと思います。
また他の診療科目よりもさらにホームページや広告・雑誌などを見て来院される事が多い診療科目ですので、ある程度の投資も覚悟し場所探し同様しっかりと検討したいところです。ただあまりくよくよ考えすぎて先生が病気になってしまっては元も子もありませんので、そのあたりの管理もしっかりしつつ取り組んでいく事が大事だと思います。
コンサルタント碇
診療科目別の場所探し 心療内科編
2011-11-30