「8月を振り返って」

今回は8月にあった事、感じた事についてです。私ごとな内容となってしまいますが、お付き合い頂ければ幸いです。
・電子カルテの利点
既存のクリニックの床や壁の仕上変更工事を行いました。紙カルテを使用されているクリニックの為、工事前のカルテの移動、工事後のカルテの復旧をスタッフの 方々にお願いしていたのですが、工事前は時間と置場が無いとの事で途中までとなってしまいました。とは言え予定している工事を止める訳にはいきません。業者とカルテ棚から順番を変えないようにカルテをダンボールに移し工事を進めました。復旧の際も業者と移動させたところまでは復旧させ、その後はスタッフの方々に引き継ぎました。カルテなどの書類の移動は基本的には工事業者ではなく、クリニックのスタッフや関係者の方々にお願いしています。クリニックの重要な書類ですし、何より患者さんの個人情報になります。紛失や順番の変更もあってはいけません。今回は特異なケースとして対応致しましたが、今後は対応できないと事前に説明をしたいと思います。実際カルテの整理と移動などの作業費も発生してしまいます。…と、紙カルテを使用されているクリニックの場合、量にもよりますがやはり内装の変更の際にはカルテの移動方法や保管方法でトラブルが起きやすいと感じます。電子カルテの場合でもパソコンの管理や配線のトラブルなどの不具合が発生する可能性はありますが、移動や保管場所については大きな問題ではないでしょう。通常の診察時も保管のスペースが少なくて済みます。設計や工事の立場からですと電子カルテの導入は利点ばかりとなります。新規のクリニックであれば尚更です。ただ今回のように開院当時から紙カルテを使用していて、20年近く診察を続けられているクリニックですと、なかなか電子カルテに移行できない現状があります。そのようなクリニックだからこそ内装のやり替えも必要になるのですが。何かいい解決策は無いものでしょうか。
・空調機のメンテナンス
しつこいようですが、実際しつこいのですが、8月に空調の能力が低下したとの連絡があり、数件のメンテナンスに伺いました。何件中かは申し上げませんが、そのうちの4件はフィルターの目詰まりが原因でした。皆さんやろうと思っていた、この前(半年前!)に掃除した、と言われていました。毎回しつこいのですが、クリニックに設備点検、メンテナンスは計画的に。お願いします。
クリニックの設計士屋さん

2018-08-31