院長に求めること2

前回に引き続き、クリニック勤務経験者 渡辺が院長に求めること第二弾をお届けいたします。前回は院長とスタッフはコミュニケーションが大切という内容を書かせていただきました。
そして今回は「感謝」がテーマです。ありがとうという言葉をとても大切にしてほしいと思います。スタッフは受付や検査などで患者様からの矢面に立たされることが非常に多く、時には理不尽なお叱りを受けることもあります。そんなときに院長から「がんばってるね、ありがとう」と声を掛けられることで、少しは気持ちが楽になります。そんなことで?と軽く考えずに「ありがとう」と少しでも思ったら伝えてください。
そして、ありがとうの言葉と同じように重要なのはお給料です。スタッフは「クリニックで働かせてもらっている」、院長は「スタッフに働いてもらっている」というお互いが感謝しつつ、協力しながら、気持ちよく働けるクリニックが理想的だと思います。お給料をあげているという意識は危険です。確かに院長の代わりは誰一人いません。そしてスタッフの代わりはいくらでもいるかもしれません。しかし、そのスタッフの貴重な人生の時間をクリニックで共有しているのですから、きちんとお給料は感謝の言葉と一緒にお渡ししてください。どちらが少なくても、優秀なスタッフほど早く手放さなくてはならなくなります。
開業をすると診察以外にわずらわしいこともたくさんあると思いますが、スタッフの上司として、良い関係が結べるとお互いに素敵な毎日が送れると思います。
そして、最後に重要なアドバイスです。スタッフの特定の一人を気をかけて話しかけたり誉めすぎたりすると他のスタッフとの間でいらない苦労をする場合があります。テレビで一夫多妻制の村の特集を見たことがあります。家長は「一人の妻を誉めたら、他の妻のことも必ず誉める」と言っていました。それが円満な家庭の秘訣だそうです。ちょっと似てますね(笑)ご注意ください。
勝手なことを色々と書かせていただきましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
WEBデザイナー渡辺

2010-04-30