耳鼻咽喉科(診察室)

今回は耳鼻咽喉科の診察室についてのご説明になります。前回に引き続き一般内科との違いをご説明致します。

■診察室
・耳鼻咽喉科の診察室は内科と異なり治療の意味合いが強くなります。患者様は診察用のチェアーに座り診察を受けます。診察の際に耳や鼻、喉などの患部を診て、そのまま治療(処置)まで行います。その後患者様は必要に応じて患部に薬剤を吸入たり、検査を受けたりしますが、基本的な診察、治療はチェアーに座ったままで完了します。内科のようにイスに座り問診、診察台(ベッド)で診察という移動がなく、チェアーを倒して診察(治療)する事がほとんどになります。また、先生ご自身も立って診察(治療)する事がほとんどになりますので、先生用のイスは動き易い丸イスタイプにされる先生が多いかと思います。先生が立って診察(治療)を行いますので、カルテの記入(打ち込み)をクラーク(補助スタッフ)に行なわせて、診察の流れをスムーズにさせるクリニックも多くなってきております。もちろんその分の人件費もかかりますので、見込める患者様の数や年齢層、先生ご自身の診察スタイルによって検討しましょう。
・次に診察室の広さですが、一般的には診察デスク、治療ユニット、チェアー、内視鏡(スコープ)のスペースが必要になります。地域にもよりますが、耳鼻咽喉科の場合、子供の患者様が多くなりますのでチェアーまわりには保護者の方や、スタッフが患者様をサポート(押さえる)スペースも必要になります。前述のようにチェアーは倒して診察も行いますので、チェアーの可動域を確認して設定しましょう。また、先生お一人で診察を行う予定でも、今後対応できるようにデスクまわりにクラークのスペースを確保しておいた方がよいでしょう。

診察以降の流れによって動線が異なり、配置が大きく変わってきます。また長くなってしまいますので、待合室から診察スペースへの動線のご説明はまた次回以降とさせていただきます。

クリニックの設計士屋さん

2015-08-31