「整形外科について①」

早いもので今年も残すところ2ヶ月となりました。めっきり寒くなり肩こりや関節痛に悩まされる季節です。
さて今回からは整形外科についてのご説明となります。お付き合い頂けますと幸いです。

整形外科とは基本的に運動器官の疾患や外傷を診る科目となります。運動機能の改善も対応しますのでリハビリテーション室(以下リハビリ室)を設けることが科目としての大きな特色となります。一般的に必要な部屋としましては、待合室、受付、トイレ、診察室、処置室、X線室、リハビリ室が挙げられます。スタッフ休憩室や院長室、倉庫等も必要になりますが、割愛させていただきますのでご了承下さい。

整形外科というとお年寄りの方が多いイメージがありますが、本来運動器官の疾患は対象年齢が幅広く新生児や小児、学童、成人、高齢者まで全ての年齢層の方が対象となります。もちろん男女の偏りもありませんので、まさに老若男女が対象となります。これは老化による運動機能の低下も対象として多いのですが、外傷(ねんざや骨折等)による疾患、先天的な要因による疾患も含まれる為です。どの年齢層をメインの対象とするか、または全ての方を対象とするかによって、クリニックを立ち上げる場所(地域性)、広さ、リハビリ機器の種類も変わってきますので、充分に検討しましょう。

次回はもう少し掘り下げてのご説明をしたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
クリニックの設計士屋さん

2016-10-31