「クリーニング」

今年ももう12月。日々が過ぎるのは早いものであっという間に12月になり、今年一年で何ができたか、何をしてきたかを振り返って来年こそはと考える毎年です。今月のコラムはクリーニングについてになります。
クリニックではなかなかまとまった休みが無い為、5月の連休や夏季休暇、年末に改装やクリーニングを計画される事が多くあります。日々の清掃では手が届かない部分のクリーニングを定期的に行う事で仕上材や設備機器の劣化も防げます。
①仕上材
仕上材と言いますと基本は床や壁、ソファー生地などの目に見える部分になります。床材はやはりワックスがけがメインとなります。床材の表面にワックスでコーティングをして床材自体を保護する効果があります。ワックスが薄くなっていたり剥がれてしまうと傷や汚れが床材自体についてしまい、場合によっては床材の貼替えが必要になってしまいます。定期的に業者に依頼して表面のワックスがけを行いましょう。ワックス自体も汚れますので年末にはワックスの剥離、新規のワックスがけをおすすめ致します。壁紙は素材にはよりますが、拭けるタイプであれば中性洗剤やメラミンスポンジで汚れを落とす事ができます。ただし、拭いたところのみきれいになり、汚れのムラができてしまう場合があります。ムラの無い汚れやくすみであれば、そのままにして将来的に貼替えを検討された方が良いでしょう。ソファー生地も同様でビニールレザーでも清掃を行うとムラが目立ってしまう場合があります。ソファーによっては生地の張替えが可能なものもあります。張替えを行うには一度運び出しも必要になりますので、費用とあわせて納期の確認も行うましょう。
②設備機器
設備機器として代表的なものは空調機になります。フィルターの汚れは脚立があればスタッフの方でも行えますが、本体の汚れは業者に依頼するかたちになります。ただ、空調機のクリーニングは年末の時期より冷房や暖房を使い始める5月や10月ごろをお薦め致します。その頃に本体のクリーニングを行い、年末は普段と同じようにフィルターの掃除程度でよろしいかと思います。その他では照明器具があります。少なくなりましたが、白熱灯や蛍光灯は交換された方が良いかと思います。交換される場合は今の蛍光灯の種類を確認して同じタイプを選定しましょう。光の色やグロー(点灯管)の有無を確認しましょう。同じ光の色でもメーカーによっても違いがありますのでお気を付け下さい。

簡単なまとめとなってしまいましたが、今年のコラムはこれで終わりとなります。皆さまにとってこの一年はどのような一年でしたでしょうか?来年もあっという間に過ぎてしまう日々ですが、誰かに感謝され誰かを感謝する年になれるようにしたいと思います。今後とも宜しくお願い申し上げます
クリニックの設計士屋さん

2017-11-30