「とあるメーカーさんへのお願い事」

5月1日から新しい年号の令和となりました。とはいえ仕事や生活にとくに変化は無いのが実情で、今後の大きな変化としてはやはり消費税増税でしょうか…。震災復興、オリンピック、建築材料の値上がり、職人不足などに合わせて増税の影響は大きいかと思います。設計としての提案も、よりクリニックのコンセプトに寄添いシンプルかつ的確なものが求められると思います。診察するクリニックの立場、診察を受ける患者さんの立場に立って考えていかなければいけないものです。

さて、今回は無駄話的なメーカーさんへのお願い事です。新しいクリニックでも、既存のクリニックでも診察室にはデスクがあると思います。昔に比べると長方形だけでは無く、片袖型(ラウンドタイプ)やL型のデスクも多く使われています。受付カウンターなどはオーダーメイドの造作家具での提案が一般的ですが、診察デスクに関しては大きさや形は色々でも、ほぼ什器メーカーさんのデスクを設置する事になります。…そこでお願いです。デスクマット。デスクマットはセットで無いのでしょうか?クリニックでは事務所とは違い、色々なメモや名刺、年齢早見表などをデスクマットの下に入れておくことが多くあります。ご開院の提案、改装の提案時によく要望があがります。メーカーさんでセットのものが無いので、ホームセンターでテーブルマットを購入して机の形に切断しています。長方形のデスクであればいいのですが、片袖型やL型のデスクだと…。実際インターネットでも机の型紙を送ると加工してもらえる業者もありますが、費用がだいぶかかります。デスクマットは「あれば便利」なものなのであまり費用をかけたくないものです。なるべく安価でとなりますので、ホームセンターで購入してご自分で加工…、失敗して内装業者に相談…と言ったケースが多くあります。私も何度かお手伝いをして、今では製作の半円型の受付カウンターのデスクマットも加工できるようになりました。時間はかかるのですが。
売るものは使うものです。使う人の立場に立ってカスタマイズできるといいですね。メーカーさんへの批判ではありません。できれば、というお願い事です。KOKUY◯さん、IT◯KIさん、◯KAMURAさん、是非ご検討下さい。
クリニックの設計士屋さん

2019-04-30