患者の気持ち2

前回に引き続き、ウェブ担当の渡辺がクリニックに通うきっかけ「定期検診など長期的に通う場合」編をお届けいたします。
私の周りにも定期的に病院に通っている人はかなり多くいます。
高血圧や、糖尿病、婦人科系の定期検診や、お子様の予防接種、コンタクトレンズ処方など、聞いてみるといろいろなクリニックに通っています。
緊急ではないので冷静にクリニックを調べて通院しているようです。インターネットのクチコミサイトや雑誌の名医特集などを参考にしたり、近所のネットワークで評判の良いクリニックを選びます。
私も以前クリニックのスタッフをしていたので、このようなことを言うのは心苦しいのですが、クリニック側と患者側の「良いクリニック」というイメージには少し溝があるように感じます。
クリニック側としては、信頼される医療を提供することが一番です。もちろん患者側としても良い医療を提供してくれるというのが前提ではありますが、その他の条件として必ず出てくるのが「先生やスタッフが優しい」、「キレイ」で「待たされない」ということです。この3つのバランスで良いクリニックと評価されるわけです。
待合室が雑然としていたり、患者様を待たせすぎたりしてしまうと、良い医療を提供していてもお客様の気持ちに届いておらず、残念な評価になりかねません。「先生は良い方だけど、すごい待たされて、その間に他の病気になりそう」という声、かなり多いです。
予約システムを導入したり、番号札を用意したり、待ち時間が短く感じるような工夫も必要です。クリニックとしては、「え?そこ?」というようなところが評価されているかもしれません。
「3時間待ち3分診療」というのは身近なクリニックには通用しません。
先生の理想の医療を患者様に届けるためには、小さなことをコツコツとクリアしていくのことが一番の秘訣なのかもしれません。

webデザイナー渡辺

2011-02-28