2019年を振り返って

5年以上も連載を続けてもらっている「クリニックの設計士さん」のコラムはまだまだ続けてもらえそうなのですが、年末という事もありますので、この場を借りてお挨拶させて頂きたいと思います。
今年も多くの開業を志す先生方と出会いがあり、ご縁のあった先生方の開業をお手伝いさせて頂きました。
ある先生は、大きな病院に長年勤務し凄い肩書もある方だったのですが、長年頑張ってきたので今後は自分のペースで、そして地域医療に貢献したいというコンセプトでの開業でした。とても良い場所に新築のビル計画があるなどのタイミングもあり開業に至ったのですが、早くも多くの患者さんが来て下さっているそうです。
また今年は初めて不妊治療専門のクリニックの開業をお手伝いさせて頂きました。先生はご自身、ご家族の色々な経験を経て不妊治療を志されたそうで、患者さん目線に立ったクリニックになったと思います。将来を見据えた場所探しや、一般のクリニックとは違う部分に配慮した内装や診療時間、またすごく高額で専門的な医療機器等とても勉強になりました。
ある先生とは新居に近い場所に医療ビルの計画があるなどの良いご縁があり開業を果たす事ができました。まだお子さんも小さいので奥様との協力体制をとっていくには通勤時間は意外と大きなポイントになったと思います。その医療ビルでは開業の準備から内覧会まで一緒に開業してもらう調剤薬局さんがとても貢献してくださり良いスタートを切る事ができました。
他にも多くの先生方のお手伝いをする事になったのですが、スパンの長い建築からのクリニックやビル計画で決まるケースが多く、開院は来年になるクリニックが多そうです。
2020年が皆様にとって素晴らしい一年のなる事をお祈り申し上げますとともに、私どももより良いお手伝いができるように集中(チュー)して頑張っていきたいと思っています。

コンサルタント 碇

2019-12-31