8月に入り猛暑が続いております。また、感染者数も増加しております。熱中症に注意しながら感染症への対策も行っていきましょう。
さて、前々回のコラムからの続きになります。ひと昔から比べ色々なものが変わりました。便利になる変化への対応に始めは戸惑いながらも徐々にそれが一般化していきます。今回は患者様側から考えていきたいと思います。
以前は体調を崩した場合、大きな病院や地域のクリニックに行きました。基本的には今も変わらないのですが、地域のクリニックが増えた事や大きな病院ですと待ち時間がかかるイメージもあり、ほとんどの方はまずは地域のクリニックを訪れるのではないでしょうか?また科目の細分化によって症状によって受診したいクリニックがわかりやすくなった点も大きいと思います。ただ、逆の観点では科目が細分化された事により患者様が自分でどの科目を受診するべきなのかがわかりにくい点もあります。その為まずはインターネットなどで似た症状を検索して受診する科目を選定する方が多いです。ただ本人がこの疾患だと思い込みすぎている場合、別の疾患の疑いの説明が難しくなることもあり、インターネットでの情報収集は一長一短と言ったところでしょうか?本来は総合診療が基本にあり、その上での専門標榜科目と言うことが望ましいと思います。
インターネットでの情報収集については標榜科目や診察時間、お知らせ、クリニックのイメージなどが容易に把握でき、クリニックを選定する上で大切な広告となっております。予約システムを導入しているクリニックでは事前の予約、混雑状況も把握できるので待合室での待機時間も短縮でき、院内感染を気にされる方にも喜ばれております。自動精算機での会計もスタッフとのやり取りが減り、患者様・スタッフともに感染の可能性が軽減できます。
ひと昔前はインターネットがわからない、何でも機械化すると使い方がわからないと言った患者様もいましたが、インターネット・スマートフォンの普及、街中の店舗での色々な設備の機械化によって、今ではごく一般的なものになっております。もちろん地域によっての差はありますが、都心部ではごく普通の設備になっているのではないでしょうか?インフラの最先端である必要はありませんが、患者様のごく普通に合わせた変化だと思います。
繰り返しになりますが、8月はまだまだ暑くなります。体調管理にはお気をつけて頂ければと思います。
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