「コロナ禍の建築業界の状況」

今年も早いもので12月になりました。コロナ禍の中でさまざまな業界の方が苦労されたと思います。いつ迄この状況が続くかはわかりませんが、今後も感染症対策はしっかりとしていきたいと思います。

現在、建築業界では材料不足に陥っています。建築材料の単価の上昇に加え、建築材料や製品の欠品が発生しております。照明器具や空調機や衛生器具の生産数が減少し、発注しても2ヵ月待ち、納期未定などの状況です。また、木材も不足しており床上げ工事などができない状況となっております。木材輸入業者の話では年明け1月中頃には木材もある程度入ってくるとの事ですが、重要過多は変わらず、一般工務店にはあまり供給ができないようです。今後工事を予定されている方はスケジュールも含めて調整が必要となりますのでご注意下さい。実際に12月に内装工事を始める予定だったクリニックの方から内装工事が間に合わないので施工会社を変更したいとの問い合わせもあります。ですが、どの施工業者も同様の状況ですので、お手伝いができないとお断りしています。建築材料や製品の復旧のめどがたたないと確実な日程のお約束ができない状況です。不透明な状況ですので今後も中長期的に余裕を持ってスケジュール組みが必要になります。

一年を振りかえると、やはりコロナ感染症に振り回された一年だと感じます。先にも述べましたが、どのような状況でも変わらずの感染対策をしっかりと行っていきたいと思います。

クリニックの設計士屋さん
【2021/11/30】

2021-11-30