今回はプロモーション3といたしまして、Nステージホームページ担当の渡辺がお届けいたします。
いろいろなプロモーションの一つに、近年最も重要視されているものがクリニックのホームページです。こちらは偶然目にするというより、ほしい情報があって検索されるものです。
開院するときは先生も「患者さんは来院してくれるだろうか?」と不安があると思いますが、患者様も「近所にクリニックができたみたい」「どんな先生が診察してくれるのかしら?」「どんな医療機器があるの?」「クリニックの雰囲気は?」など、クリニックに対して不安や疑問、そして大きな期待があります。その解決策として、ウェブ検索があります。2006年の総務省の発表によりますと、インターネットを利用している人は日本国内だけでも約8500万人に上ると言われています。インターネット利用者は人口の約66%にもなるのです。日本人の5人に3人はインターネットを利用している計算になります。また、1日にインターネットを利用する時間は新聞を上回っているというデータも発表されています。ほしい情報はインターネットで探すということが常識になりつつあるのです。還暦を越えている私の両親でさえインターネットを利用し検索する時代です。クリニック開院時だけでなく、開院してからも、診察時間や場所、電話番号などをインターネットで検索されることも考えると、ホームページは何よりも有効なプロモーション手段かもしれません。ホームページがないと二の足を踏んでしまうという方もいるくらいではないでしょうか。私は実際クリニックで働いていたことがあるのですが、電話で場所や診察時間の問い合わせがあった際に、口頭で説明するのはもちろんですが、最後に「もし、インターネットができる環境があれば、「○○クリニック」と検索していただけると地図がご覧いただけます」と付け加えていました。また、HPの地図をプリントアウトしてお持ちいただく患者さんも少なくありませんでした。
ではホームページを開設するには、具体的には何をすればいいのでしょうか?
まずはドメインを取得する必要があります。ドメインとはインターネット上の住所のようなもので、http://www の後に続くアルファベットのことです。なるべくなら、クリニック独自のドメインを取得すると良いと思います。すでに使用されているドメインは取得できませんので、ご自分の考えているドメインが使用されているかどうかを調べます。これは開院1ヶ月前~2週間前には済ませておき、「準備中」でもよいので、ページを公開しておくことをお勧めします。なぜならば、ホームページを公開しても、すぐに検索に反映されるわけではないからです。検索させたいキーワード、クリニック名、最寄の駅名、住所、科目などを盛り込み、公開してからしばらくすると、ヤフーやグーグルなどに認知されキーワードで検索されるようになります。もし1ヶ月たったのに検索しても出てこないからと言ってもあわてる必要はありません。こつこつと更新を続け、サイトが信頼されれば上位に上がってくるようになります。またSEO対策という検索時に少しでも上位に出てくるようなプログラムの書き方もあります。
SEO対策について簡単に説明させて頂きますと、医院のホームページを世界にたゆたう無数の小さな島の一つと考えて下さい。その中から検索ロボットという船を使って、自分の島にたどり着いてもらえるようなプログラムを作る事です。検索ロボット船が航海しやすく、数ある島の中から医院ホームページを発見しやすいようプログラムし、人間にも素敵に見えるようにするには、ちょっとした技術とセンスが必要になります。簡単に言いますと検索ロボットは本の目次のような書かれ方を好みます。何が重要なのか判りやすいからです。また人間は文字の配置や色、写真などで重要性を感じ取ります。その溝を埋めるようなプログラムが必要なのです。ご自身でホームページを開設する予定の先生は試しに趣味のホームページを作成してみたり、少し時間をとって勉強し技術を磨いておくと良いかもしれません。
今回の内容ここまでです。次回は実際のホームページの作成についてお話させていただきたいと思います。
WEBデザイナー渡辺
プロモーションについて3
2008-09-30