「変わっていくものと変わらないもの(特別版)」

6月に入りさらに暑い日が増えてきました。8月の夏期休診期間に改装工事を予定されているクリニックでは今月が内容検討の大詰めでしょうか。照明や衛生器具、空調機器等で納期がかかるものが多くありますのでお気をつけ下さい。さて、今回も前回の続きになります。

前回までクリニック内で以前と変わった内容について記述しました。今回は少し脱線して設計施工業務としての変わった点になります。
まず設計業務の中で大きく変わったのはやはり図面資料の電子化でしょう。以前は紙ベースで作図していましたので新規作図や修正に時間がかかっておりました。作図を電子化(CAD化)する事により作図や修正が大幅に行い易くなりました。電子化する事により複数人での分担作業もできますし、電子カルテと同じように図面の保存もデータ化できます。当初はCAD操作に慣れなかったり、会社ごとで使用しているCADが異なり互換性が無かったりで不都合もありましたが、今はある程度標準規格になり不都合は少なくなりました。電子化の図面以外での大きなメリットとしては鳥瞰図やパースなどのイメージの共有でしょうか。PC上でイメージを作成でき、施主との確認や共有が行い易くなりました。以前は建築パースや建築模型の作成を請負う会社もありましが、今はだいぶ少なくなったようです。このあたりも時代の変化、変わったものというところでしょうか。また、役所関係の提出書類の電子化もだいぶ大きい部分です。とにかく同じような書類をたくさん手書きしていた頃には戻りたくありません。電子化しても印刷して捺印して提出する書類がほとんどですが、消防提出書類の一部では捺印不要になっており、こちらも今後変わっていくのでしょうか。
施工業務としてもやはり現場の管理、職人さんへの指示が行い易くなりました。設計が施主とのイメージの共有が行い易いと言う事は実際にものを組立てる職人さんとも共有し易くなると言う事です。また、現場での作業すべてを電子化、機械化する事はできませんが、使用する道具の電動化、材料の規格化などで作業自体も短縮できております。

今回は特別版としてのコラムでした。次回は前回の続きの予定です。

2022-05-31