「コロナ感染症5類移行の件②」

今月は前回に引き続きコロナ感染症5類移行についてになります。前回のコラムを書いている時点では5月に5類移行・行動制限緩和だったのですが、マスク着用や多人数での集会については3月に緩和される事になりました。段階を踏んでといった事なのか、政治的な理由なのかはわかりませんが、ともかくは3月中旬からはマスク着用などは個人の判断に委ねる事になります。もちろんクリニックに来院される患者様についてもマスクの着用は個人の判断に委ねる事になります。ここでの戸惑うのは同じ待合室の空間の中にマスクをしている人としていない人が混在してしまうという点です。前回のコラムでもお伝えしましたが、公園や公道、公共の交通機関ではない医療機関という施設の中ではその施設ごとに明確な基準を設ける事でトラブルは軽減できると思います。

マスクをしたい方と緩和後はマスクを着用したくない方が同じ空間にいる事になりますので、基本的にはクリニック(施設)としての基準が必要となります。個人的な考えですが、コロナではなくても体調の悪い方が集まるクリニックですからさまざまな感染予防の観点からマスクは着用を基準とした方が良いでしょう。

①当院では感染予防の為、マスクの着用をお願いしております。

②ご来院の際はマスクを着用していただくようお願いしております。

角が立たない案内としてはこのあたりでしょうか。

③感染予防の為、ご来院の際はマスクを着用して頂きます。

④当院は感染予防の為、マスクを着用していない方の来院をお断りする事もございます。

クリニックの基準としてマスク着用を指示する場合、お願いとするか、指示とするかが難しい点ではありますが、明確な基準とする場合は③や④の方が良いでしょう。行動制限の緩和となったとしてもコロナ感染症がなくなる訳ではありません。来院される患者様もコロナに罹りたくない患者様が全てだと思います。着用していない方にはクリニックで準備したマスクをお渡しするなどの対応は必要かと思いますが、クリニック滞在時は全ての方が感染予防(コロナ以外の感染も含めて)の為にマスクの着用は基準とした方が良いと思います。クリニックの基準を明確にする事で来院される患者様も働いているスタッフも安心ができると思います。

次回も5類移行についての補足をしたいと思います。

クリニックの設計士屋さん

2023-02-28