ビル診療のメリットとデメリット
都心での開業でまず検討される開業形態はビル診療(テナント開業)だと思います。
ビル診療のメリット
ビル診療のメリットとしてまずは資金面のメリットが考えられます。
つまり戸建て診療の場合にかかる土地の取得費用や建築費などの大きな初期費用を抑えることができるということです。
ビル診療のデメリット
ビル診療のデメリットは建物が自己所有ではありませんので、賃貸借契約書のルールに縛られるということです。
またオーナーさんや他のテナントさんともできる限り良好な関係を築く必要があります。
最初はビル診で、その後に戸建て診療という考え方
将来は土地を購入し、戸建て診療所を視野にいれる場合でも、まずはお目当ての場所の近くでビル診療にて開業し、その開業がうまくいった後に近隣の土地を取得し、将来的に移転するというのも一つの手です。
その頃にはクリニック経営の実績もあるため、より良い条件で金融機関も融資等の相談に乗ってくれることも考えられます。
また地域の患者さんの認知度も上がっているので、比較的リスクを抑えながら戸建て開業に転換することもできます。 上記のような順番で最終的に戸建て開業することを検討することも良いのではないでしょうか。